永遠のサボり魔

オーディオとかアイマスとかVTuberとかWEB小説に関する雑記

"文学少女"見習いの、初戀。


新入生の日坂菜乃は、ある日一人の少年と出会う。
悲痛な声で誰かを呼ぶ少年。
そんな彼をみて、菜乃は恋をしてしまったのだ──。


恋愛小説風に書いてみた
文学少女シリーズ最新刊です!


文学少女はもう完結して新刊は出ないなーと思ってたんですが
いやはや、まさか出してくるとは。驚きです
ラノベコーナーで見かけた瞬間にレジに持って行きましたよ


さて、買って帰って早速読み始めようと思ったのですが
これは、あの「文学少女」の最新刊なわけです
過去の話を鑑みるに、この本もきっと私の精神を潰しにかかってくるかもしれない
面白くてページを繰る手が止まらないのに、
読み切る頃には憔悴して死にかけているという展開になりかねない
そんな緊張を孕みながら、ゆっくりと表紙を捲ったのです


小説を読み始めて
「ああ、今回は明るい話なんだな」
と心底和んでおりました
ああ、菜乃可愛いな。今まで出てきた女の子は皆一癖も二癖もあったからなあ
とまあ、和みながら読み進んでいたのです


しかし、矢張りこの作品は「文学少女」なのでした
徐徐にシリアスになっていく物語
人物描写も生々しく……
心が抉れていくような人間関係……


ええ、ええ
面白いんですよ!
でもね、でもね、読んでると疲れるんです!
読み切った直後は
「……ああ……おもしろ……かった……パタリ」
となりましたよ!
くそぅ、野村美月め!
とんでもない作品を書きやがるな良いぞもっとやれチクショウ!


えー、内容には大して触れてませんが、★5です
何だかんだ言っても、面白いんですよね
今までに比べてまだ易しい方でしたし……
そう思うのは調教されてるんですかね


最後の方に、美羽視点でのお話がちょこっとあるのですが
そこが特に印象深かったですね
ああ、怖いな、と
ななせと美羽が仲が良いように思わせておいて、
その心中はというと……
相変わらず重たい話だなあ、と思ったわけです