永遠のサボり魔

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水色の星

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その他→水色の星
第一部:水色の星
第二部:水色の星S
外伝集:水色の星0


坂井悠二が出会ったのがシャナではなくヘカテーだったら
そんなコンセプトで描かれた灼眼のシャナの二次創作です


原作よりこっちの方が好きな私はどうなんだろう
いや、シャナが嫌いとかヘカテーが好きだとか
そういうわけではないんです
シャナは好きですしね
話の展開もどちらも好きですし


なんでだろうなあ、と考えた結果
悠二の立ち位置の違い、でしょうかねえ
原作でもそれなりの活躍をしてたりする悠二くんですが
原作だと、シャナのサポーターが主ですし
今現在は"祭礼の蛇"ですし
なんというかこう……王道じゃないんです


一方、水色の星ですと
悠二は徐々に力を付けてきて
今では単身で紅世の徒や王とも戦えるほどに
ああ、これは王道だ
困難を越えて強くなっていく主人公
そう、まさに王道なんです


あと、ヒロインの違いもありますね
原作でのシャナは、悠二を力の礎としていたり、悠二を守るために戦っていたりする風で、「強いヒロイン」な感じです
水色の星では、ヘカテーがちょうど原作でのシャナの立場ですね。
徐々に悠二に惹かれていってたり、戦う理由も傍にいる理由も似たり寄ったりでした
最大の違いは、平井ゆかりの存在でしょうね
原作ではトーチとなったゆかりの存在をシャナが乗っ取った形なので、
平井ゆかりは消えてしまっています
しかし、水色の星ではゆかりは消えることなく、悠二達の傍におり
紅世に関わっていくようになっています


さて、このゆかり嬢ですが
正しくヒロインをやっているんです
無自覚に悠二に惹かれていたり
それに気付いていないのか、悠二とヘカテーの仲を取り持つようなことをしていたり
そして、悠二が好きだと自覚していって
今では悠二の大切なパートナー、と
読めば分かるんですが、とてもいいキャラなんです
水色の星には欠かせない存在です
原作でもこのゆかりが出ていたらどうなったんだろうなあ
それもそれで面白かったかもしれない


★4に相応しい作品です
文章の密度がもっと増えたら★5にしているかも
そのくらいは好きですね
限りなく★5に近い★4作品です