アカイロ／ロマンス

アカイロ/ロマンス―少女の鞘、少女の刃 (電撃文庫)

アカイロ/ロマンス〈3〉薄闇さやかに、箱庭の (電撃文庫)

バイト前に暇だったから買いました
ちょっと読んで、これは私が求めていた内容だ！と確信
で、１巻〜３巻まで一気に買っちゃいました

いやあもう、いいですね、こういうの
人にあらざる者と人間の恋愛だとか
子をなすためには人間を殺さなければならないとか
そして、ヒロインが大事にしている矜持、だとか

こういうのに頗る弱いんです私
しかも和風ファンタジー
もうね。完璧
読めただけで幸せな気分です

しかしまあ……
一つだけ不満があるとすれば
語れるところがない、ということでしょうか
手堅くまとまってて、話も面白い
作者も小説を書き慣れてる感じがして、読了感も良い
それだけに、ここがいい！とか言う部分もあまりなかったんですよねえ
冒険してないって言うんですかね
キャラも魅力的か？と言われても微妙ですし……
面白いのに心に残らないってのもなかなか凄い
多分、次の巻が出る頃には内容を忘れてるかもしれません

★３に近い★４ですね
話の雰囲気とか作りが私好みなのでこの評価です
他の人だとどうだろう……
あまり高い評価をしなさそうな気がする
だって、好きな私ですらあまり印象に残らない作品でしたもの……

追記
感想書き終わった後で気付いたんですけど
上の方に書いてある「こう言うのに弱いんだよ」みたいなところ
たしかにアカイロ／ロマンスでの好きになった部分はそんなところですが
語るまでもないな、というレベルではあったわけで
描き方の問題なんでしょうかね、これは
けいだん。のように冒険しまくってるアレゲな作品の方が余程心に残ります
まあ、小説の出来でみたら雲泥の差があるので（もちろんアカイロ／ロマンスの方が良いという意味で）
作品としては間違ってないと思いますよ