アクセル・ワールド2 紅の暴風姫
- 作者: 川原礫,HIMA
- 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
- 発売日: 2009/06/10
- メディア: 文庫
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クラスカースト最底辺のハルユキの元に転がり込んできた、自称妹のトモコ。
「おにーちゃん」とハルユキを慕う様子を見て黒雪姫の視線が零下にまで下がる。
そんななか、加速世界では一つの事件が起きていた。
その事件を解決するために、ハルユキは闘争へ巻き込まれていく──!
電撃大賞<大賞>受賞作の2作目登場です!
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相変わらずの読みやすい文章と、読者を引き込む展開で満足でした!
うん、一行で終わってしまっ。コレは不味い
うーん、でもなあ
あまり語れるところがないんだよなあ……
いえ、面白いんですよ?
ハルユキくんは普段へタレの癖に時々カッコイイし
黒雪姫は普段凛々しいのにたまにか弱い女の子だし
今回登場の新ヒロインもなかなかに素敵なキャラだし
バトルは熱いし、敵役もなかなかむかつく感じだし?
んー、でも、なんかこう、足りない
なんというか、夢中になれないんですよねえ
この気分は何かなあ、と思ってみれば、凄く該当するものを思い出しました
昨日……一昨日だったかな?かーずSPさんとこから飛んで読んだ記事なんですが
http://tsukimori.sakura.ne.jp/2009/06/post-330.html
タイトルで答えが出ちゃってるんですが、つまるところ
や、確かに面白いけど……なんか気が向かないんだよね
それに比べてコレ……あんまり面白くないけど、こっちの方が気になるなあ
とこんな気分なことです
まあ、こんな気分を今回のアクセルワールドで感じちゃったわけですよ
一気によそ見もしないで不休で全読み出来るくらいには面白いのに、
読み切った感想は「あー、面白かった」で済んじゃう程度
続きを読ませろ〜もっとだ〜もっともってこい〜 みたいな感情にはならない
実に淡泊な感想を与えてくれる小説でした
まあ、続きは続きでそれなりに気になりますけどね?
このあと、他のレギオンとの関係はどうなるのか、とか
最後のアレは今後にどう繋がるのか、とか
というわけで★4です
何だかんだ文句をぶちぶち言い募っていても
確かに面白いことには変わりないので★4だしときます
でも、前巻の方が楽しんだ気がするなあ
あれだけの密度と完成度を見せられてたら、今回は微妙だった…
まあ、それが★5にならなかった理由です